ああ無声映画か、寝ちゃいそうだな…
思いましたが、寝るどころか一瞬でも目を離したくないくらい、
面白い映画「アーティスト」でした。


アカデミー賞5部門を受賞し、ご存知の方も多いかと思います。

3Dをふんだんに使った映画やド迫力の戦闘シーンもない映画であり、
かつ白黒で無声映画(BGMや少しは声が出ますが)なのに、
それでもアカデミー賞5部門を受賞したのは、
演技力と構成力、そして複線の素晴らしさ
があってのことだと思います。
(あと勝手に、わんこが良い演技をしたから、皆がその愛くるしさに
やられたのではないかとも思っています。)
 
 
 
自分は、男性主人公(ジョージ・ヴァレンティ)の落ちぶれさに、終始泣かされました。
ほんと上手く行かないときは上手く行かないし、
時代の寵児だったので、時代の流れに乗るのは下手だし。

それでも、ジョージを気にかけてくれる女性(ペピー・ミラー)が居たから、
ジョージはまた這い上がってこれたのではないかと感じました。
ただ、ペピー・ミラーが若干ストーカーじみていて
ちょっと怖いかなとも感じましたが…。


 
大人に見てもらいたい映画ではありますが、4月7日公開にもかかわらず、
地元の映画館はすでに1日1回の上映だけ。
せめて1日2回にしてください…。



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【アーティスト】
http://artist.gaga.ne.jp/

※ あとこの映画の中で「見ざる、聞かざる、言わざる」の置き物が出てきました。
  世界恐慌時代のハリウッドという街に、そんな置き物はあったのかな…。

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