ヤマアラシのジレンマ【ズーラシア体験記　その2】

2007年8月13日日常

少し歩くと、ゴールデンターキンという
ウシ科の動物に出会えます。
見た目は大ヤギですが
ウシ科の動物です。

ここには大木が何本かあるのですが、どの木の周りにも
鉄柵がついていました。
きっとこのゴールデンターキンが、大木にぶつかっていかないよう
鉄柵がつけられたのだと思います。

そして、その鉄柵に何匹ものセミの抜け殻がついていました。

本当の木ではなく、鉄柵にのぼり、そして羽化するセミたち…。
自然崩壊だとかそんな言葉がよぎりますが
それでも生きていこうとするセミたちを見習いたいと思いました。

ですが虫は嫌いだ！

　
また少し歩けば、オットセイに出会うことができ
水中で優雅に涼しく泳ぐ姿が見られます。

夏だから思うのでしょうが、あまりの水の綺麗さに
自分も一緒に泳ぎたい衝動にかられます。
でも海水ですよね…彼らの水って。
プール育ちの自分は、海が苦手なので
一緒に泳ぐことは永遠の夢です…。

その隣にはホッキョクグマがいるのですが
必ず岩の影に隠れているのです。
(昨年もそうだった…)
少しは泳いでくれよ！サービス！サービス！
といってもクマさんは知らんぷり。当たり前ですけど。

その後、孫悟空のモデルになったキンシコウや
(でも、その説はうそっぱちなんだとか…残念)
鶴やヤブイヌたちを見て回りました。

　
そしてヤマアラシに出会ったときのことです。

母「ヤマアラシというと『ぼっちゃん』を思い出すのよね…」

…ああ思い出した。
確か去年も、ヤマアラシ見てこんな会話したっけ…。

ちなみに自分は『ぼっちゃん』よりも
『エヴァンゲリオン』を思いだすと話をしたのですが
母は、あいづちさえも打ってくれませんでした。
(エヴァンゲリオンでは「ヤマアラシのジレンマ」という
エピソードが出てくるのです。)

なので、今回はエヴァの話を出さず
「あぁ…ぼっちゃんね…」と適当にあいづちを打っておいたのでした。

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