人間には色々な種類がいる。
今回は、会社にいる熱血空回り人間について
書いておかなければならない。

隣の部署には熱血空回りくんがいる。

朝礼で「問題はなんでも私に回してください!」
言っていたので、その言葉を額面どおりに受け止め
クレーム電話を彼に持っていった。

そうすると彼は嫌な顔をして
自分の後輩に回すではないか。
 
……おまえ、朝礼で発した言葉はなんだったんだよ!!
意味ねーじゃん!

心底憤慨した自分は、嫌がらせとして、彼ではなく彼の上司に
色々問題を持っていくようにしている。

熱血くんは、自分を通り越して上司に問題を持っていくのが
嫌なようだがそれを無視して持っていってやる。
ざまーみろ。
 

まだある。電話が鳴りっぱなしでクソ忙しいときでも
後輩を集め、一生懸命説教をしている。
人はそれを「○○(熱血君の苗字が入る)塾」と呼ぶ。

説教の中身は非常にくだらないことで
「周りを見ろ」とか「客の立場になれ」とかそういうもの。
遠くから聞いている自分でも「この人ウゼー」と思う。
(ちなみに彼が電話で怒鳴りながらお客と話しているのを
目にしているが、あれはいいのだろうか…)

最近では彼が説教しているたびに(○○塾が始まった…)と思うのだが
出来れば暇なときにしていただきたい。
電話もとらずに説教をしている姿を見ると殺意が沸くから。
 
 
そんな彼が書類を入れている箱を以前見たところ
いかにも自分で書いた教訓の紙が入っているのを発見してしまった。
しかも筆ペンで。思わず箱のふたを閉めてしまったのはいうまでもない。

「熱血」はときに人を熱くさせるが、同時に人を寒くもさせる
諸刃の剣
であることを忘れてはならない。

自分は彼を見るたび、そう思うのである。

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