本日、横浜そごうで中原淳一展の最終日。

コレを楽しみにしていた私は
母親を引き連れ、いざ横浜そごうへ。

最終日ということもあり、会場は大勢の人。
しかし客の多くは、50代以上の女性が多かったが。

それもそのはず。
中原さんは、昭和初期から30年代にかけて
女性の生き方というものを
「イラスト」を使って表現してきたのだから。
(特に「それいゆ」や「ひまわり」といった雑誌で)

今回の展覧会でも、それを中心に
多くの作品が展示されてました。


洋服のデザインなども現代でも通用するものがあり
それも素晴らしかったのですが、
自分が特に素晴らしかったと思えるのは
「髪の毛一本一本」の美しさ。


あんな細かく、しかも細い線を忍耐強く
書ける人なんて、めったに居ないと思います。

そして、それが美しい!!


中原さんが残した財産は、あまりにも大きく
そして後のアパレル業界や雑誌業界に
多大な影響を与えたのは言うまでもありません。

そういや、オバちゃんたちが会話をしてました。
昔は、今と比べて発行されている雑誌が
少なかったから、その分一つの雑誌が
とても魅力的だったって。


現代の雑誌が魅力的ではないとは言いませんが
雑誌が売れないのは、単に不況のせいだけではなく
その雑誌の個性を出さないのも原因なのではないかと考えるのです。

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