リアル・オバQ

2002年6月6日
家の近くの図書館は5階建てで
めちゃくちゃ綺麗。しかもCDを聞ける場所や
パソコン(インターネットは出来ないが)もあり、
意外に充実している。

その図書館で私が最も気に入っているものは
「漫画が置いてあるところ」である。
自称:マンガオタクな自分は立読み出来るところ
ならどこにでも住める。(と思う)

漫画は結構な量がおいてあり、たまたま
藤子F不二雄の作品を読んでいたら、その中に
「リアル・オバQ」があった。

話としては、オバケの国に帰ったQちゃんと
大人になった正ちゃんが出会うというものである。

正ちゃんは結婚をしており、Qちゃんを家に泊めるのだが、嫁さんが
「あなた、オバQさんはいつまでうちに泊まるつもりなの?一食に20杯もご飯食べられちゃうちの家計がもたないわよ」
と現実的につっこむのである。

確かに漫画だからこそ気楽に読めるのであるが、実際に身近に居たら…と思うと、その苦労は計り知れない。

子ども時代から抜けられないQちゃんと
大人になって責任感から逃れられない正ちゃん。

結局、正ちゃんは自分の妻に赤ん坊が出来たことに喜び、Qちゃんのことを忘れ、Qちゃんはオバケの国に帰ってしまうのである。

…うぅむ、子どもの心で働くことは出来ないがせめて子どもの心だけは忘れないように生きていたい…。

リアルQちゃんを読んでいて、つい感傷的になってしまった初夏の午後だった。



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