ノートパソコンだった。
私は自分用のパソコンが無いため、ず〜っと学校のパソコンを使用してきた。
しかし、ここに来て限界であることが判明!!

どう考えても、パソコンを使用するためだけに学校に行きたくはない……。
そういうわけで、お正月で電機製品が安いということもあり、パソコンを購入することになった。

お正月から電機製品のチラシとにらめっこしていた私は、バイオとプリンタ(キャノン)とマウスにFD(フロッピードライブ)がついて、15万円で買える店を発見した。

早速お店に行って、偵察。どうやら一時閉店し、リニューアルオープンするため、品物をさばきたいらしい。店員の感じを良いし、内装も明るくて見やすい。合格である。
(私は一体何様のつもりなんだろうか?)

このお店でパソコンを購入することを決め、現金が無かったため、カードで購入した。
店員「こちらは高額商品のため、身元確認をさせていただきます」

…びびったよ。身元確認?なにそれ?
店員がどこかに電話をしている間、生きた心地がしなかった。
…もし買えなかったらどうしよう…
…もし何かの間違いで、ブラックリストに載っていたら……

そして店員さんの声「大丈夫でしたよ」。
その声はまさに天国からの声であった。
良かった…これでパソコンが購入できる…。
でも、これからは現金を用意して買おう…。

次の日、ノートパソコンは我が家にやってきたが、まだまだダンボール箱の中で、冬眠中である。

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