風邪をひきやすい体質の私であるが、また風邪をひいてしまった。
風邪をひくと、鼻に来やすいので、ティッシュなんかは宝石と同じくらいの貴重性がある。

今日も朝から、消費者金融のティッシュを配っているお姉ちゃんがいた。
もちろん、私はそのティッシュが欲しく、いかにも「偶然道を歩いていたら、ティッシュを貰っちゃったよ」という感じで、彼女のほうに歩いていった。

あと5メートル、あと4メートル……。
私は一歩一歩彼女に近づいていく。

(よし、あとちょっとでティッシュが貰える!!)
と油断したその時、彼女はくるりと私が歩いているのとは反対方向の人々に、ティッシュを配りだしたではないか。

迂闊だった。
彼女が反対方向の人々にティッシュを配ることを計算していなかった。これは、もう誤算としかいいようが無い。
今更、方向転換することも出来ず、私は悔しさいっぱいで、学校へと向かった。

しかし、あのティッシュって自分に配られると貰いたくないけど、配られないと貰いたくなる心理は一体どこから来るのだろうか……。

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